どれくらいの時間がたったのだろう。そもそも、この世界に時間と言う概念はあるのだろうか?試しに僕は念じてみた、腕時計、と。 すると僕の左手首にはシルバーの腕時計が巻かれた。僕はもう驚かなかった。逆に驚かない僕自身に対して、驚いていた。