その日、僕は神になった

「そんな言い方があるか!それじゃまるで…、あいつは今も闘ってるんだぞ!」
「分かってるわよ!でも事実じゃないの!私たちは逃げていたのよ。あの子と向き合うこともなく、親としての責任を一切果たすこともなく…。もし、あの子のことをもっと見ていれば、考えていれば、こんなことにはならなくて済んだかもしれないのに…」
「それと今の状況はまったく別のことだろ!それに、それを言い出したら、私にも責任はある。お前だけの責任ではない…」
 それ以後二人は黙ってしまった。玲花は聞いてはいけないことを聞いてしまった、そう言った表情で俯いていた。きっと憐れんでいるのだろう、学校だけでなく、家の中にいても疎外され続けてきた俺のことを。