その日、僕は神になった

 黒であって欲しいと願う半分、もし意見を求められた場合、どんな意見を述べればいいのだろうかと案じてもいた。もし彼らが白だとして、お門違いの意見や、まったく無能な意見を口にすれば一体どうなるだろうか?カムイだけでなく、新たな疑問を抱く敵を増やしかねない。そしてその敵は、カムイ以上に厄介なものなることは火を見るよりも明らかだ。
 僕は何をそんなに恐れているのだろうか?いっそのことバレてしまえばいいじゃないか?そうすれば僕はこれ以上何も悩む必要がなくなるではないか。そう、僕はただの被害者になれるのだ。彼らがもし犯人ならば、その完璧なる笑顔で僕を脅しかけるだけだ。
お前は何も知らないフリをこれからも続けて、黙って神々の鉄鎚に賛成すればいい、全てが終われば記憶はちゃんと戻してやるし、悪いようにはしない…、などと。そして彼らが白だとすれば、全力で僕の記憶を奪った誰かの正体を暴いてくれるだろう。そして改めて東地区六代目神として迎えられ、神々の鉄鎚の執行に協力できる。