その日、僕は神になった

 死ぬ覚悟があるくらいなら、死んだつもりで我武者羅に生きろ!そんな胡散臭い言葉を三流ドラマで聞いたことがあるが、その死ぬ覚悟もない人間は、どうすればいいと言うのだ?答えは簡単か…、このままどこまでも堕落していくしかないのだ。俺はもともとのスペックが低いのだから、それは仕方のないことなのだ。俺は血統証付きでもサラブレッドでもない、ゴミ箱を荒らし、雨風に打たれながら生きる、野良猫同士の交尾で産まれた黒猫だ。野良猫の子供もまた、野良猫になる運命なのだ。豪華な室内で飼われ、下界の汚さを知らないペルシャ猫にはなれないのだ。