その日、僕は神になった

「正直な神だ。神々の鉄鎚の執行の前には決めることが幾つかあります、四人の神の意見が一致したからと言って、一兆一石で執行できる代物ではない。その間に十分神の座を味わうことが出来ますよ」
 僕は曖昧に笑い、頷いて見せた。
「それでは具体的にどのような方法で神々の鉄鎚を執行するかを決めていきましょう。二百年続けた会議で、やっとここまで話が到達しましたな」
 西の神の言葉に、僕は思はずカチンときた。それは全東の神が神々の鉄鎚の執行に反対していたことに対する、嫌味以外の何物でもなかったからだ。
 そんな空気を感じてか、南の神は一つ咳払いをして口を開いた。