その日、僕は神になった

 僕はしばらくその男の観察をしていた。ヒマなのかって?そのヒマ潰しも仕事の内なのだからしょうがないだろ。
 彼は一言で言うと、残念な男だった。歳は学生服を着ていることから、かろうじて十五~十八歳だろうと判断出来るが、制服という目印を奪ってしまえば、それは途端に三十代半ばのオッサンに変貌してしまいそうだ。背は百六十センチ弱、もしかしたら、腹の周囲の方が身長よりもあるのではないかと思うほど立派な恰幅。そして彼の顔には幾つもの隕石が降って来たのだろう、クレーターの後が幾つも目立つ。中には衝突したばかりなのだろう、赤く燃えあがるクレーターもある。彼の名前は…、すると画面したに文字が浮かんだ。