・・・さっきまでとは逆だな。 俺の方が酔っ払ってるのかもしれない。 そんな俺をひなたはじっと見つめて、 「・・・うん」 って。 ただそれだけつぶやいた。 ひなたの顔を見るのが恥ずかしくて、誤魔化すように 彼女を抱きしめた。 こんなに細かったっけ。 小さかったっけ。 体中が心臓になったみたいに、ドキドキしてるんだけど、俺。