それから一ヶ月ほど、
ゆぅさんはきっと忙しい中時間を作ってくれて、
ゆぅさんおすすめのレストランや、居酒屋。
何しろ、空が好きだというゆぅさんのお勧めスポットなんかを、
陽斗と三人で仕事だ、なんていいながら遊びにまわった。
遊んでるだけだ、ってその時は思ってたけど、
その中で大事なことをさりげなく俺に教えてくれるゆぅさんは、
さすが元敏腕マネージャーなんだな、と俺に自然に思わせた。
相変わらず、陽斗は生意気そうだったけど、
少しずつ俺にもしゃべってくれるようになった。
そんな俺らをゆぅさんはいつもにこにこ笑ってみてた。
そんな幸せな日々が、ずっとずっと続くかと思ってたのに・・・

