そこには、パジャマ姿の小さな男の子がふすまに手をかけて立っていた。 4、5歳くらいだろうか。 その男の子は少し寝ぼけてるのか、ぼんやりと俺を見つめてから、 キッチンの方を見やって、 「ママー」 と声をかけた・・・。 ま、ママ~~?? ということは、つまり、その、あれだ。 うん。あれだ。