1ヶ月というのは
なかなか長いもので。
簡単にすぎるなんて甘い考え
を抱いていた私には
長すぎる期間だった。
「やっぱり好き、だったんだ
千尋くんのこと」
非常階段に腰を下ろし
沙耶といつものように語る。
こんな毎日。
そう。
あの人達に会う前は
こうして 平凡な毎日を
送ってたんだ。
あの人達が、すべてを変えたんだ。
片瀬が、
私を変えたんだ。
みんなの存在って
本当にすごい。
お願いだから、戻ってきてよ。
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