急いで愁と仁の家に向かった。
ちなみに
この2人は2人暮らしをしている。


俺は2人の家に着くなり
勝手に玄関の戸を開け
中にはいった。


「わっ!ちょっとインターホンくらい押せよなぁ千尋っ」
俺の非常識な行動を仁が注意する。

「んなこと言ってる場合かアホ。
 で?どーなってんだよ、詳しく教えろ」

「遅れてきた分際でずいぶんな口を
 叩くんだね。まあいい、説明するよ」

愁の痛い一言が胸に突き刺さったが
気にせずソファーに腰掛けた。


すると愁は一呼吸おいて話しだした。


「魔界の大王が、死んだ」



・・・・死んだって・・・・



「ぢゃあ魔界はどうなんだよ!」

興奮したアキラは愁に怒鳴る。