「おい! 大丈夫か?」
「ナナちゃん どうかしたの?」
「あっ!先生!
ナナの奴、ドジだから、スネぶつけたらしくて!」
「あら。大変! ナナちゃん 大丈夫?!」
私はとっさに、何度も頷いて見せた。
「俺も前に 経験したけど、マジ痛くて 声でなかったっすよー」
「分かるわ〜そうなのよね〜」
ハヤトが とっさにとった行動だったが、院長に 疑う様子は見受けられなかった。
「あっ! ハヤト君?
ナナちゃんに 頼もうと思ってたんだけど、ちょっと無理そうだから、
今日の食事の挨拶、先生の代わりに頼めるかしら?」
「あっ はい。俺で良ければ!」
「突然の急用でね、すぐ出かけちゃうから、悪いんだけど、後は頼むわね。」
そう言い残すと、そそくさと行ってしまった。
…………助かった。
