∞ フェン・ジィスター第0章 ∞ 血ぬられた道しるべ


「おい! 大丈夫か?」

「ナナちゃん どうかしたの?」


「あっ!先生!
ナナの奴、ドジだから、スネぶつけたらしくて!」


「あら。大変! ナナちゃん 大丈夫?!」


私はとっさに、何度も頷いて見せた。


「俺も前に 経験したけど、マジ痛くて 声でなかったっすよー」


「分かるわ〜そうなのよね〜」


ハヤトが とっさにとった行動だったが、院長に 疑う様子は見受けられなかった。



「あっ! ハヤト君?
ナナちゃんに 頼もうと思ってたんだけど、ちょっと無理そうだから、
今日の食事の挨拶、先生の代わりに頼めるかしら?」



「あっ はい。俺で良ければ!」


「突然の急用でね、すぐ出かけちゃうから、悪いんだけど、後は頼むわね。」



そう言い残すと、そそくさと行ってしまった。





…………助かった。