横目で動向を気にしながら、食事の準備を進めていた。
ふと、何かあったのか?
ガタッと、席を立つと ナナの元へ、近づいて来た。
なに………?!
見てたのが 気に障ったとか?
「おい! トシはどうした?」
なぁんだ! そんな事かぁ〜。
過剰な反応が解かれ、ホッとしたのも束の間、何か引っかかった。
ん…………?
はっ!
しまった!!
忘れてた!!!
ナナは、決して忘れてはならぬ事を 忘れてしまっていた。
疲れていたのだろうか?
気が抜けていたのだろうか?
いや、今はそんな事は どうでもいい。
サーッと 全身の血を抜かれたように、サーッと血の気が みるみる引いてゆく。
