∞ フェン・ジィスター第0章 ∞ 血ぬられた道しるべ


横目で動向を気にしながら、食事の準備を進めていた。



ふと、何かあったのか?

ガタッと、席を立つと ナナの元へ、近づいて来た。




なに………?!


見てたのが 気に障ったとか?




「おい! トシはどうした?」



なぁんだ! そんな事かぁ〜。



過剰な反応が解かれ、ホッとしたのも束の間、何か引っかかった。



ん…………?



はっ!


しまった!!


忘れてた!!!



ナナは、決して忘れてはならぬ事を 忘れてしまっていた。


疲れていたのだろうか?
気が抜けていたのだろうか?


いや、今はそんな事は どうでもいい。



サーッと 全身の血を抜かれたように、サーッと血の気が みるみる引いてゆく。