少しだけ開いた 門の隙間を、荷物をゴツゴツぶつけながらも なんとか通り抜けた。
少し歩くと、大きな扉が見えてきた。
古びてはいるが、立派な木造づくりの玄関口だ。
ギギギ───ッ
ドアを開けると、鈍い音が辺りを響き渡った。
「ただいま〜! 誰かいる〜?」
すると、奥から 小さい子供達の声と共に、元気よく走る音が 段々近づいて来るのが分かった。
ドドドド───ッ
バ────ン !!
「ナナ姉ぇー! おかえりー!」
中のドアが 勢いよく開くと、子供達がわらわらと飛び出してきた。
次々に、ダイビングしてくる その体を受け止めること しばらく。
一瞬にして、もみくちゃ状態だ。
