∞ フェン・ジィスター第0章 ∞ 血ぬられた道しるべ


少しだけ開いた 門の隙間を、荷物をゴツゴツぶつけながらも なんとか通り抜けた。



少し歩くと、大きな扉が見えてきた。


古びてはいるが、立派な木造づくりの玄関口だ。



ギギギ───ッ



ドアを開けると、鈍い音が辺りを響き渡った。





「ただいま〜! 誰かいる〜?」



すると、奥から 小さい子供達の声と共に、元気よく走る音が 段々近づいて来るのが分かった。

ドドドド───ッ



バ────ン !!



「ナナ姉ぇー! おかえりー!」


中のドアが 勢いよく開くと、子供達がわらわらと飛び出してきた。


次々に、ダイビングしてくる その体を受け止めること しばらく。

一瞬にして、もみくちゃ状態だ。