俺は 軽く頷き返した。
「で、そのダチに聞いたんだよ。」
「何か 出てきたのか?」
「いや、やっぱり 詳しくは知らなかったよ。でも、ヒントは浮かび上がった。」
「ヒント?」
「ああ。俺達はアレの事を、煙突や円柱って表現したよな!
けど、『サタン塔』って呼んでる奴らがいるらしいんだよ!」
………サタン塔 ?!
悪魔の塔……。
しかし そいつは、何処でそれを知ったんだろう。
「サタン塔か! 随分とオカルト的だな!」
その嘘っぽい 呼び名に、信憑性は感じられなかった。
「信じて無さそうな顔だな!」
「…ったりめぇだろ!今時、サタンって!! 古っ。」
「確かにな!俺だって そう思ったよ。
でも…… これを聞いても、否定しきれるかな?!」
もったいぶった 言い方だ。
ハヤトは昔から、こういうタイプだ。いつも イラつかされる。
「なんだよ! 早く言えよ!」
