「お前に 頼まれたアレの件 なんだけど…。
迂闊に首 突っ込むと、マジで 痛い目みるかもしんねぇ………」



ハヤトは、ジッと あの謎の円柱を 睨みつけている。




何か… とてつもなく嫌な予感に 襲われた。


しかし、今さら引くわけにはいかない!

俺は 踏み込む為に、無理やり 気持ちを駆り立てた。




「そうか……。
詳しく教えてくんねぇか?
お前が そう思う理由を。」



すると、ハヤトは ゆっくり俺の方を見て 言った。



「お前に 頼まれた後、俺なりに 一人で調べてみたんだ。
けど、何も出てこねんだよ。
だから、相談したんだよ」


「大学院のダチにか?」


「ああ。でも、お前! 注意しろって 言ってただろ!
だから 勿論、 信頼のおける奴にだよ。」