∞ フェン・ジィスター第0章 ∞ 血ぬられた道しるべ


勿論、道路のように 自由に歩行する事も出来る。




数年前までは、外出規制時刻までは、使われていなかったのだが

影で、違法な取引など 犯罪絡みの輩が、増えた事もあり

治安対策強化の為、仕方なく 24時間運営にせざるを得なくなったようだ。





最近では、企業の活性化のため、いろんな所でイベントが開かれたり、飲食店なども増え、その賑わいは 半端なものではない。





あまりに、自由かつ 便利な空間に 人々の不満はなく


むしろ その空間が人々の主な移動手段となってしまった為に


門限に 不満を持つ者もいなければ、疑問を持つ者も いなくなってしまったのが、実状なのだ。

イブキとハヤトの 頭上からも、もう何台もの スペースライン が行き来している様子が見える。


ちょうど、頭上を通過した スペースラインが、太くて高い 謎の円柱に向かって走行していた。


二人は、言葉や合図を交わすこともなく、同じ気持ちだったのだろうか。

スペースラインが そこを、スレスレに通過する様子を、眺めていた。


やがて ハヤトは遂に、重い口を開き 語り出した。