∞ フェン・ジィスター第0章 ∞ 血ぬられた道しるべ


この帝国は、11年前のウイルスパニック以来
PM6:00 以降、外へ出ることを禁止する門限が発令された。



これは 当時、ウイルスの発祥経緯が、夜行性の生物だった事もあり、住民の身を護る為にと、政府が決めた規則だった。


あれから ウイルスが再び猛威を振るうことは 一度としてなかったのだが

余程 政府も慎重なのだろう、なぜか 今もその規則は健在なのだ。




とは言っても、PM6:00 に外に出れないと言うことは、経済成長に大きな打撃となるのは事実。



それを 回避するために、全ての建物を行き来するための、新たな 移動手段として

透明の物質で造られた、屋上ドーム型通路が 急ピッチで建設された。



全ての建物の屋上に、つながれる道路。


スペースラインは、時刻表に従い、各建物を停車しながら 運行する。


空気圧を原動力としていて、音も静かな上 最新設備を備えているだけあって、なかなか 快適な乗り物だ。