∞ フェン・ジィスター第0章 ∞ 血ぬられた道しるべ


声を荒げながら 互いに共感しあう二人だった。



「で! 例の調子どうよ?」

いつも通りの、軽いノリだ。




「冗談じゃねーよ! 」


「どうした? 何だよ いきなり! 怖ええな」



「お前がよ!変な事 言いやがるから………つっ……
すげぇ 大変だったんだかんな!」



あの 常に冷静沈着なハヤトが、珍しく 声を荒げている。
余程の事でもなければ、こうは ならなそうだが…
不思議に思いつつも、軽いノリを続けてみた。



「まぁまぁ、頼むから 落ち着こうぜ! そんな 怒ってちゃ 何もわかんねぇし」



俺の問いかけに、ハヤトは、何も答えなかった。
それどころか、遠くを見つめたまま 微動だにしない。
しばらく 沈黙が続いた。







「………なんか、悪かったな!
……お前が こんなに怒るとは思わなかったからさ!」





そっと 横目でハヤトの様子をうかがった。

……ん?