「おっと!失礼。 お邪魔だったかな?」
えっ?!
誰?!
同時に イブキの態勢も崩れた。
恥ずかしい姿を見られた事が、逃げ出したい気持ちに拍車をかけたようだ。
「あっ!おい! 待てよ!」
わずかな隙を 抜け出すと、あっという間に その場から逃げ出した。
そのまま 一直線に部屋に向かい、ベッドから出てこなかったのは 言うまでもないだろう。
「アイツが 行っちまったの……俺のせいだと思ってるだろ!」
「ああ ?!」
いかにも 不機嫌そうな態度のイブキ。
「まーそんなに 怒んなよ!
俺はこれでも、気い使ったんだぜ!
それに、ああゆう女には お前のやり方。 通用しねぇと思うけどな」
「おっ! 随分と まぁ〜 分かった口きくじゃん!」
そう吐き捨てると その場に、ダラッと座り込み 言った。
「まぁ〜 呼び出したのは 俺のほうだかんな!あんま言えねぇけど。」
「はい はい!」
呆れた顔で、適当にあしらう この男の名は、桐生 ハヤト。
