「お前………。
    男 いねぇだろ。」



ハアァァァ!?


何で 今?
それを 聞く?!



イブキが 男かどうか?そんなの 見れば 誰だって 分かるし。

しかも 私は、それを 確かめられたあげくよ

終いには この質問?




理解 出来ない………。

全く、分からない。



私は 呆れ果て、帰るつもりで その場から ゆっくり立ち上がり、背中を向け 返答した。




「どうぞ ご自由に。」



部屋の中に 入ろうと、窓に手を伸ばした。



ところが、その瞬間

まさに

その時 の事だった!




────!!!

ドンッ。



痛っ。



…………えっ ?!