∞ フェン・ジィスター第0章 ∞ 血ぬられた道しるべ


首を傾げる私に、イブキは話を進めた。




「あれな。俺も不思議に思って、周りの奴に聞いた事があるんだよ。
でも、誰一人答えられる奴がいなくてよー
だったら!大人に聞けば分かるのかと思ってな、聞いてみたんだよ。」


「で、何か 分かったの?」


先が気になって、つい 体を乗り出してしまった。




「それがさー
困ったことに、揃いも揃って はぐらかすんだよ。」


「えっ なんで?
それって 知ってるって事だよね?」


「そーなんだよ。
知ってるくせに、誰も答えようとしないんだよ。
終いには、そんな事 気にするな ってんだから…訳が 分かんねーよな。」





確かに、こうして聞かれると疑問が残る。

言われてみれば 変な話。

でも…そんな事 気にするな って言う意味も分かる。



現に私は、これだけ存在感のある あの煙突みたいな物に、
興味さえ 一度も持たなかったからだ。



と言うより、誰もあれに…触れなかったし……




ん ?!!!



なんか おかしくない?


違う!!

そうじゃなくて、触れさせたくなかったんだ!


それも……意図的に!!