しかし、政府の上層部は 当然 把握している事だ。
何かしら、知られては 困る事が あったのだろう
結局 公表はされず、今もなお 伏せられたままなのだ。
新言語で 訳された書物は、とても 新しげだったが、堅苦しい 長文が並んでいた。
皆、その書物に近付き、真剣な面持ちで、読み始めた。
ふと あの古びた書物に、再び 目を奪われたのであろうか？
院長は、生徒達の横で それを見上げた。
しかし、そんな院長の姿を すぐ近くで………
鋭く 冷ややかに見つめる者が……
そこに居た。
サトシに、嘘をついてまで隠した 行為も
実はあの物体が…
特殊な機能を持つ、センサーであった事。
そして、そのセンサーは 個人の居場所を 特定する事が出来…
恐ろしい事に、人の生死さえも 知り得る
