平べったく、ツルツルしてそうな 表面に一カ所だけ、丸く へこんだ部分が 存在する。
そこを、指で グッ と押さえた。
ピッ───ピピピッ───
………………!!
突然の 電子音。
慌てて 体を丸めて、その物体を 体に押し付けて、鳴り止むのを 待つ始末。
何度も 周りを気にしながら、ひっそりと 息を潜めることしばらく……。
やがて、電子音は鳴り止み、それは パカッと開いた。
どうやら、あのボタンは電源で、電子音ののち、自動で開くシステムのようだ。
この時、子供達に そそがれる視線は、あまりにも ゾッとするような、恐ろしささえ感じられる…冷たいものだった。
