その他の者は、皆 刀を腰から ぶら下げていた。
黒い制服に身を包み、訓練の厳しさを物語るように、筋肉質な肌を覗かせている。
皮膚は 真っ黒に焼け、その姿は、暗闇に溶け込んで見える程だった。
「プランタリー地区 北番街にて、脱走者。 数名 確認された。
今もなお、逃走中との事だ。
我が隊も、これから応援に向かう。
けして 逃がすことのないよう、気を引き締めて 任務にかかれ──。」
三十人余りの警備兵は、返事と共に反転し、目的地に向け 一斉に走りだした。
列一つ乱さず、全速力で突き進む兵隊。
それぞれに 個性はあるものの、その表情に感情は見られない。
人間なのに 人形のように造られた顔。
それらは 異様な雰囲気を 漂わせながら、姿を消した。
その頃─────。
