「お前 知ってるか?」
周りの様子を、仕切りに気にしながら話すハヤト。
「門限破りにしても、そうでないにしても、捕まったら送られる 更生施設が……どういう所か 知ってるか?」
「ううん。よくは知らないよ。
そこに行くと、正しい道へと導いてくれる場所だって、赤紅が教えてくれたよ」
「正しい道………か。
よくもまぁ そんな事が平気で言えるもんだよ。」
まるで、憎しみの固まりのような 言い方だった。
「なんか……。 違うみたいだね……。」
「全然 違ぇよ。 あそこは地獄だ。
一度 入ったら終わりだ。
どんな奴も、廃人以外の道はないんだよ。
唯一 あるとすれば、それは…………死。だけかもしれないな。」
「そんなの! 聞いてないよ。
赤紅は一言も そんな事……言ってなかった。」
「お前は、本当に どうしょうもない程、世間知らずだな。」
