『まだかなぁ・・・・。』

私は、守山美春 もりやまみはる 小学四年生!!今日は、みんなでかくれんぼをしてるんだけど・・・・・・・?


「たくみくん、みきちゃんみ~つけた!!」

「ちぇっ見つかっちゃった」

「ねぇ~」

「もう、ハルキくんとゆかちゃんは、見つけたよ!!」

「見つかるのはやっ!!」

「えへへっ見つかった」

「うふふ」

「もう、みんな見つけたよね?」

(私私、美春!!)

「いないんじゃね?」

(えっ!?)

「うん。いないでしょ」

「じぁ帰ろっか?」

「うん!!」

(えっやだ!!まだいるよ~ !!)

「じぁね~」

「うん!バイバイ」

(えっ帰っちゃった・・・。どうしよう。でも、だれかが見つけに帰って来てくれるかも知れないから隠れてよう)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
もう真っ暗になったころ・・・・・・。

(わぁ暗くなっちゃったよぉどうしよう。いまさら一人じゃ帰れないよぉ、お母さん心配してるかなぁ。グズッお母さんさ~ん、お父さ~ん!!)

ガサガサッ

『何!?』

「み~つけた!!」

『お兄ちゃん、だれ?』

「ハァハァッ美春ちゃんのおうちのとなりに引っ越してきた、なつめって言うんだ!ハァハァお母さん達も心配してるよ、さぁ帰えろうよ」

『うん!!』

この時なつめくんとの出会いだった。