会長と後輩の関係

吹き出した苺花の後ろから
誰か割り込んできた。

「何、またケンカしたの?」

今、
生徒会室に
やってきたらしい大城。
この人は副会長だ。

「別に…ケンカじゃないスけど…」

口ごもると、
大城は笑いながら
愛美の肩をたたいた。

「しょうがないさ、綴喜は。
 性格悪りぃからな。」