「先輩なんか、
 会長じゃないですよーだッ」

愛美の叫びもむなしく、
綴喜はうるさそうに
ドアを閉めた。

―バタンッ

「……もうッ!!」

愛美は
近くにあった椅子を
けっ飛ばした。

「まぁまぁ、愛美ちゃん。」

議案書を作っていた
苺花マイカが
なだめるように頭をなでる。