「逆だろ?
 やったって大して意見でないし
 最終的には
 無理矢理な内容が多い。
 学級討論なんて時間の無駄。」

そう言って綴喜は
やっとジャンプから顔を上げた。

「五十鈴さんが出せないなら
 俺が自分で出すよ。」

「あっ…。」

綴喜は愛美の手から
文書を奪い取って
立ち上がった。