会長と後輩の関係

呼ばれたものの
綴喜は無言のままだ。

愛美も下を向いたままお供をする。

と、ふと綴喜の足が止まる。
やっと口を開いた。

「…大城は多分うちの学校で
 一番頭がいいと思う。」

「……?」

後ろを向かないで
そのまましゃべり続けた。