会長と後輩の関係

「……?!
 はッ離せよッ!!」

綴喜は何も言わず、
表情も変えないまま
つかんだ右手を腕ごとひねり上げた。

「イタタタタ…」

そのまま先生に
その3年生を押しやる。

「先輩………。」

瞬間的な出来事で
愛美は驚いて言葉にならない。

「……ケガはないか?」

そう言って振り返った。