会長と後輩の関係

「綴喜先輩は?!」

愛美はテンに訊いた。

「愛美ぃ〜」

「マイクの調整で
 放送室に行ったっきり
 戻ってこないの…。」

狼狽えるテンの代わりに
結愛が答えた。

「放送室?」

神谷はハッとした表情をした。

「放送室なら…
 さっき3年生が
 忍び込んでったような…。」