会長と後輩の関係

泣きはらした目が
わからないように
俯いたまましゃべる。

「今日の仕事はもうないですよね?
 それじゃ。」

愛美はかばんをとると
逃げるようにして
生徒会室を出た。

愛美が制した以上、
大城には何もしゃべる権利がない。

少し警戒したが、
その後に綴喜が
何か聞いてくることはなかった。