―「…行くなよ……」

―「ごめんな、暁。
 明日の朝は学校まで
 チャリで送ってやるよ。」

いいよな?

後ろの彼女らしき人に
同意を求めた。

その人は無言で
でも穏やかな笑みで
静かにうなずいた。