ウソ★スキ

ソラは片手であたしの両手を押さえつけて、

もう一方の手をあたしのシャツの中に潜り込ませてきた。


「ソラ、やめてっ!」


ソラはブラの上から、ものすごい力であたしの胸をつかんだ。

そして、あたしがあまりの痛さに体をよじると、

そのスキに背中に手を回して、ブラのホックを外す。


「やだやだやだやだやだっ!」


ソラの温かい手があたしの胸に直に触れたけれど、

あたしはもう、ただ、怖くて。


「俺のこと好きなフリ、しとけばいいだろ?」


ソラはあたしにそう冷たく言い放つと、

じたばたさせていたあたしの足に自分の足を重ねて、動けないようにして。


そして、あたしのデニムのファスナーに手をかけた。