「twin star」に通い続けながら、
思い出してもらえなくても、また1から新しい恋をすればいいんだって、自分を励ましたこともあった。
だけど、こんなに沢山の想い出があるのに、それをなかったことにしてまた初めからなんて、そう簡単に割り切ることは出来なくて。
それにあの時は、体に刻んだ『ソラ』の文字やキラに企まれたウソの告白があったから、奇跡的にソラの心を動かすことができたのに。
──だけど、今のあたしには、何もない。
……無理だよ。
ソラは、一度はキラではなくあたしを選んでくれたけれど。
だけどもう、二度も奇跡は起こらない。
……あたしには、無理だよ。
さっきから、何度も、何度も、脳裏にキラの顔が浮かんでは消えていた。
別れ際に、あたしに、深々と頭を下げてくれたキラ。
ごめんね、キラ。
あたしはやっぱり弱いんだ。
狡いんだ。
ソラに必要とされていないのに、それでも一緒にいないといけないなんて、辛すぎるよ。
あたしには、もう、そんなパワーは残ってない……
思い出してもらえなくても、また1から新しい恋をすればいいんだって、自分を励ましたこともあった。
だけど、こんなに沢山の想い出があるのに、それをなかったことにしてまた初めからなんて、そう簡単に割り切ることは出来なくて。
それにあの時は、体に刻んだ『ソラ』の文字やキラに企まれたウソの告白があったから、奇跡的にソラの心を動かすことができたのに。
──だけど、今のあたしには、何もない。
……無理だよ。
ソラは、一度はキラではなくあたしを選んでくれたけれど。
だけどもう、二度も奇跡は起こらない。
……あたしには、無理だよ。
さっきから、何度も、何度も、脳裏にキラの顔が浮かんでは消えていた。
別れ際に、あたしに、深々と頭を下げてくれたキラ。
ごめんね、キラ。
あたしはやっぱり弱いんだ。
狡いんだ。
ソラに必要とされていないのに、それでも一緒にいないといけないなんて、辛すぎるよ。
あたしには、もう、そんなパワーは残ってない……


