実はキラがかなり無理をしていたんだっていうことが分かったのは、あたしたちがバスを降りた後だった。
いつものようにソラを乗せたバスを見送った後、キラは
「はあ……」
って大きなため息をついて、歩道に座り込んでしまった。
「キラ、どうしたの?」
あたしも隣に座る。
「美夕の昨日の告白、効果があったみたいだよ」
「……え?」
「昨日の夜ずっと、ソラ、変だったんだよね……」
「変って?」
「なんだか考え事して、ボーッとして。私が『どうしたの?』って聞いても、何も答えてくれなかったの」
「それは……」
「あんなソラを見たの、初めてだよ……」
いつものようにソラを乗せたバスを見送った後、キラは
「はあ……」
って大きなため息をついて、歩道に座り込んでしまった。
「キラ、どうしたの?」
あたしも隣に座る。
「美夕の昨日の告白、効果があったみたいだよ」
「……え?」
「昨日の夜ずっと、ソラ、変だったんだよね……」
「変って?」
「なんだか考え事して、ボーッとして。私が『どうしたの?』って聞いても、何も答えてくれなかったの」
「それは……」
「あんなソラを見たの、初めてだよ……」