ウソ★スキ

「お願い、ソラ。私も連れて行って!」

だけど、いくら目をそらしたところで、聞こえてくるキラの涙声は大きくなる一方だった。

「1人にしないで……。私、苦しいの。ソラがいなくなるって考えただけで、体中が痛くて、息も出来なくて……どうにかなりそうなの……」

もう一度2人に視線を戻すと、キラが泣きながらソラの胸に顔を埋めるところだった。

必死にソラにしがみつくキラ。

だけど……ソラはその場に立ったまま、その手をキラに回そうとはしなくて。


「……ソラがいないと生きていけないの。まるで空気がなくなるみたいで……苦しいの」


次第に、2人の周りには人が集まり始めていた。


「お願い……もう彼女でいたいなんて、そんなこと望まないから……。姉と弟でいいの、だからお願い、私のこと、置いていかないで!」


その腕にはもう力がなくて。

だけど、それでも、ソラの胸を叩きながら。


キラは、反応のないソラに必死に訴え続けていた。