それは、ソラが立っている場所から数メートルしか離れていない階段。
階段を上りきってあたしたちと同じホームに立ったキラは、必死に周りを見回していた。
ソラを探すキラ。
そして、そんなキラにまだ気付かないソラ。
少し離れたあたしの位置からは、2人の姿がよく見えた。
キラを見たのは、あのペンションの夜以来だ。
キラは、ソラがペンションで着ていたのとお揃いのジャージを着ていた。
だけど、あの頃とは違って、
黒くて綺麗だった髪はボサボサで、
泣きすぎたせいで赤く腫れた上まぶたが、いつもキラキラ輝いていた大きくて黒い瞳をすっかり隠してしまっていて。
落ち窪んだ目の下には、少し離れたこの場所からでもはっきりと見て分かる程、クマが広がっていた。
そして、血の気のない土色の顔は一面涙で濡れている……。
その姿に、あたしの目からまた涙が零れ落ちた。
靴下は履いていない。
かかとを踏んづけたスニーカーも、片方だけで。
さっき上ってきた階段付近には、キラが落としたらしいもう片方のスニーカーが引っくり返った状態で残されていた。
階段を上りきってあたしたちと同じホームに立ったキラは、必死に周りを見回していた。
ソラを探すキラ。
そして、そんなキラにまだ気付かないソラ。
少し離れたあたしの位置からは、2人の姿がよく見えた。
キラを見たのは、あのペンションの夜以来だ。
キラは、ソラがペンションで着ていたのとお揃いのジャージを着ていた。
だけど、あの頃とは違って、
黒くて綺麗だった髪はボサボサで、
泣きすぎたせいで赤く腫れた上まぶたが、いつもキラキラ輝いていた大きくて黒い瞳をすっかり隠してしまっていて。
落ち窪んだ目の下には、少し離れたこの場所からでもはっきりと見て分かる程、クマが広がっていた。
そして、血の気のない土色の顔は一面涙で濡れている……。
その姿に、あたしの目からまた涙が零れ落ちた。
靴下は履いていない。
かかとを踏んづけたスニーカーも、片方だけで。
さっき上ってきた階段付近には、キラが落としたらしいもう片方のスニーカーが引っくり返った状態で残されていた。


