ウソ★スキ

あのとき──ママは最初に、キラとソラの2人を撮ろうとしたんだ。


だけど、キラがいきなり、少し離れたところで2人の様子を見ていたあたしの手をぐいって引き寄せて。

「ダメだよ、美夕も一緒じゃないと!」

って、あたしをキラとソラの間に立たせてくれた。

「私たち、美夕が大好きなんだから」

キラは、あたしの腕をぎゅって抱きしめながら、ママが構えるカメラに向かってポーズをとった。

そして、もう一方の隣に立っていたソラも、

「そうだよな、美夕にはいっぱい世話になったもんなー」

って、あたしの頭にぽんって手を乗せて。


出来上がった写真はまるで、あたしが2人に包まれているみたいだった。



「美夕、これからも、ずーっとよろしく!」

双子が声を揃えてそう言う中でシャッターが切られたその写真も、


写真立ても、


あたしにとってかけがえのない、大事な大事な宝物だ──



ねえ、キラ。

あたしたち、どうしてこんなことになっちゃったんだろう?




あたしの宝物の上に、大きな涙の粒が落ちた。