最小限必要なものだけをカバンに詰めながら、あたしは、どうして自分の恋は家族や友達を犠牲にしないと成り立たないんだろう? って考えていた。
──でも、それでも。
あたしはソラのそばにいたかった。
あたし、どうしても、ソラと一緒に行きたい。
だから、ゴメンね、ママ……パパ……。
また涙がこぼれそうになって、気を紛らわせるためにスピードを上げて荷造りを終わらせる。
そして最後に入れ忘れたものはないかって部屋を見回すと、洋服ダンスの上に飾ってある木目調の写真立てが目に入った。
あたしは、その写真立てを手に取った。
その写真立ては、小学生の頃にクリスマスパーティのプレゼント交換で貰ったものだった。
後からキラに聞いて知ったんだけど、これはたまたまソラが持ち込んだものだったみたいで。
何の飾り気もないシンプルな写真立てだったけれど、それはあたしの宝物になった。
中の写真に写っているのは、中学の卒業式のときにママに撮ってもらったキラとソラ、そしてあたし。
写真の中のあたしたちは、卒業証書を片手に、楽しそうに笑っていた。
──でも、それでも。
あたしはソラのそばにいたかった。
あたし、どうしても、ソラと一緒に行きたい。
だから、ゴメンね、ママ……パパ……。
また涙がこぼれそうになって、気を紛らわせるためにスピードを上げて荷造りを終わらせる。
そして最後に入れ忘れたものはないかって部屋を見回すと、洋服ダンスの上に飾ってある木目調の写真立てが目に入った。
あたしは、その写真立てを手に取った。
その写真立ては、小学生の頃にクリスマスパーティのプレゼント交換で貰ったものだった。
後からキラに聞いて知ったんだけど、これはたまたまソラが持ち込んだものだったみたいで。
何の飾り気もないシンプルな写真立てだったけれど、それはあたしの宝物になった。
中の写真に写っているのは、中学の卒業式のときにママに撮ってもらったキラとソラ、そしてあたし。
写真の中のあたしたちは、卒業証書を片手に、楽しそうに笑っていた。


