ウソ★スキ

あたしって、つくづくいい加減っていうか、自分勝手なヤツだと思う。


ソラのこと、

怒っていたのは本当だし、

ずっとメールの返事を出来ずにいたことが気まずくて、


会いたいけれど、一体どんな顔をして会えばいいんだろう? って悩んでいたはずなのに。


それなのにあたしは、ソラの姿を見つけた途端、その胸に飛び込んでいた。

ソラも、そんなあたしに驚きながら、両腕に力を込めて、ぎゅって抱きしめてくれて。


ソラの胸に埋めた頬や背中に回した手から、今まで感じたことがないくらいはっきりとソラの固い骨の感触が伝わってくる。

この数日で、もともと細い体が更に一回り小さくなってしまったような気がした。



「ソラ、痩せたでしょ? ちゃんとご飯食べてるの?」

見上げると、そこには苦笑いをするソラの顔があった。

「その顔……食べてないんだ?」

だけどソラは嬉しそうに笑っているだけだった。

「ねえ、ソラ。ちゃんとご飯食べないと体に悪いよ?」