「見ての通りだよ。外出禁止。キラと2人になることも禁止。携帯まで止められた」
あたしたちが部屋に入るなり、ソラは吐き捨てるように話し始めた。
「世の中には暇なヤツがいるもんだな。昨日の夜、親の店に匿名の電話があったらしいよ。『子供たちの間で噂になっているけど、お宅は子供の教育をきちんとやってるのか?』って」
「なにそれ……」
「商売やってると大変だな」
ソラが「どこでも座って」って言ってくれたけど、なんとなくそんな気分になれなくて。
部屋の一番奥、窓際にソラ。
入り口に、ソラと向かい合うようにあたしと先輩。
あたしたちは立ったままで話を続けた。
「だからって管理人さんを呼んで2人を監視させるなんて……ひどい……」
「仕方ないよ。あの人たちにとって一番大事なのは世間体なんだから」
自分の親のことを『あの人たち』って呼ぶソラはあまりにも無表情で、見ているこっちの方が辛くなってくる。
だって、こんなのって、悲しすぎるよ……
あたしたちが部屋に入るなり、ソラは吐き捨てるように話し始めた。
「世の中には暇なヤツがいるもんだな。昨日の夜、親の店に匿名の電話があったらしいよ。『子供たちの間で噂になっているけど、お宅は子供の教育をきちんとやってるのか?』って」
「なにそれ……」
「商売やってると大変だな」
ソラが「どこでも座って」って言ってくれたけど、なんとなくそんな気分になれなくて。
部屋の一番奥、窓際にソラ。
入り口に、ソラと向かい合うようにあたしと先輩。
あたしたちは立ったままで話を続けた。
「だからって管理人さんを呼んで2人を監視させるなんて……ひどい……」
「仕方ないよ。あの人たちにとって一番大事なのは世間体なんだから」
自分の親のことを『あの人たち』って呼ぶソラはあまりにも無表情で、見ているこっちの方が辛くなってくる。
だって、こんなのって、悲しすぎるよ……


