あたしはそのまま泣き疲れて眠ってしまったみたいだ。

目が覚めたときはもう夕方で、保健室はすっかり暗くなっていた。


体を起こしてベッドに座ると、おなかがくぅって音を立てる。

こんな時でもおなかが減るなんて、


あたし、緊張感ないな……。



足下には、あたしのバッグと、今日の宿題のプリント。

携帯にはキラからのメールが届いていた。



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おはよう!

よく寝てるみたいだから、

起こさずに先に帰るね。

先輩に連絡したらすごく心配してて、

夕方迎えに来てくれるって!

よかったね、美夕。

お大事に。


追伸

今週末、あいてる?

先輩と美夕とあたしとソラの4人で、

一泊旅行に行かない?


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追伸まで読み終えると、

なんだかまた、吐き気がしてきた…………