それから夕方まで、あたしたちは話をしたり、マンガを読んだりして時間をつぶした。
キラの家を出たのは、夕方近くだった。
キラの家を出て、バス停の前に着くと、ちょうどバスが目の前に止まったところだった。
バスから、ソラが降りてくる。
ソラはあたしの姿を見つけると、笑顔で駆け寄ってきた。
「美夕、うちに来てたんだ?」
「うん」
あたしは黙ってうなずいた。
「キラは? 家?」
「うん」
「そぉかー。だったら俺も早く帰ろう」
ソラが気になるのは、キラのことだけ。
分かっているけど、なんかつらい。
あたしは、気持ちはすっかりキラにいっちゃってるソラの顔を、じっと見る。
ソラも、キラも、すっごく整った顔をしている。
きれいな二重。
鼻筋の通った高い鼻。
薄くてピンク色の唇。
どれも、キラと同じ。
これで一卵性双生児じゃないなんて、ウソみたいだ。
なにもかも、2人で共有しちゃって・・・・・・ずるいんだから。
キラの家を出たのは、夕方近くだった。
キラの家を出て、バス停の前に着くと、ちょうどバスが目の前に止まったところだった。
バスから、ソラが降りてくる。
ソラはあたしの姿を見つけると、笑顔で駆け寄ってきた。
「美夕、うちに来てたんだ?」
「うん」
あたしは黙ってうなずいた。
「キラは? 家?」
「うん」
「そぉかー。だったら俺も早く帰ろう」
ソラが気になるのは、キラのことだけ。
分かっているけど、なんかつらい。
あたしは、気持ちはすっかりキラにいっちゃってるソラの顔を、じっと見る。
ソラも、キラも、すっごく整った顔をしている。
きれいな二重。
鼻筋の通った高い鼻。
薄くてピンク色の唇。
どれも、キラと同じ。
これで一卵性双生児じゃないなんて、ウソみたいだ。
なにもかも、2人で共有しちゃって・・・・・・ずるいんだから。