ソラは、あたしを見ようともしなかった。

その態度は、まるであたしっていう存在を否定しているみたいだった。



バスに乗るときもそうだ。


ソラは、キラを先に乗せた後、

あたしを待たずに自分が先にバスに乗り込んだ。


あたしとは、わざと、顔を合わせなかった。




あたしはその朝、ソラの冷たい横顔しか見ることができなかった……。


仕方ないって思っても、

かなり、胸が痛んだ。