こんなこと、聞くべきかどうか迷ったけど。

あたしは喉につかえた大きな卵焼きをお茶で流し込みながら、恐る恐る聞いた。


「な……何を?」

「…………エッチ」


そんな気はしたけど……。


「だって、ちゃんと話し合って、仲直りしたんでしょ?」

「したよー。でもね……」




あたしはお弁当箱を膝の上に置いて、キラの次の言葉を待った。



「おかしいんだよ、ソラ。あたしが美夕の家から帰ってから、やっぱりどこか違うんだ」


あたしの胸が、少しだけ痛んだ。