「……俺がイヤ?」
「そんなこと!」
慌てて大きな声を出したあたしのことを、先輩が驚いて見ていた。
「……そんなこと、あるわけがないです」
あたしは、先輩に見つめられるのが恥ずかしくて、
先輩からもらったペットボトルのお茶を握りしめたまま、俯いた。
「だったら」
先輩が、下を向いたままのあたしの髪を優しく撫でた。
「緊張して、嬉しくて、それで泣いてくれたって思ってもいいの?」
「……え?」
「うん、そう思うことに決めた。……迷惑じゃなかったら」
顔を上げて先輩を見ると、
先輩はすこしだけ赤い顔をしていた。
そして、続けてこう言ってくれた。
「俺も、美夕ちゃんがスキだよ」
「そんなこと!」
慌てて大きな声を出したあたしのことを、先輩が驚いて見ていた。
「……そんなこと、あるわけがないです」
あたしは、先輩に見つめられるのが恥ずかしくて、
先輩からもらったペットボトルのお茶を握りしめたまま、俯いた。
「だったら」
先輩が、下を向いたままのあたしの髪を優しく撫でた。
「緊張して、嬉しくて、それで泣いてくれたって思ってもいいの?」
「……え?」
「うん、そう思うことに決めた。……迷惑じゃなかったら」
顔を上げて先輩を見ると、
先輩はすこしだけ赤い顔をしていた。
そして、続けてこう言ってくれた。
「俺も、美夕ちゃんがスキだよ」


