.。.・+゚:・;+゚★ 屋上 .。.・+゚:・;+゚★ 涙を流していたせいか、風がふくと、頬のあたりが涼しい。 屋上に来たのは、久しぶりかもしれない。 大和が後ろから抱きついてくる。 そういえば、大和に初めて抱きしめられたのは、 この場所だったなぁ…… 『じゃ、付き合えばいいじゃん』 そう言われて始まった、この関係。 こんなに本気になるなんて、思っていなかった… こんなにも、 夢中になるなんて…… 「お前、よく諦めなかったな…」 耳元で大和の声が響く。